Apollonius of Athens
アテナイ人ネストルの子アポロニオスは、『ベルヴェデーレのトルソ』に署名を残した作者として知られます。張りつめた筋肉と表情豊かな解剖学で評価されるヘレニズム彫刻の傑作であり、その渦巻くエネルギーと記念碑的存在感は、ミケランジェロからベルニーニに至るルネサンスとバロックの芸術家に影響を与えました。断片でありながら強いリアリズムを放つ点に、後期ヘレニズム古典主義の特質が現れています。
Apollonius of Athensの作品
バチカン美術館
#40
『ベルヴェデーレのトルソ』(ヘラクレスのトルソ)
座った身体に縄のような筋肉がねじれ、断片のまま圧倒します。アポロニオスの署名をもつこのトルソは、渦巻く力でミケランジェロのシスティーナの肉体を形作りました。
ルネサンスとバロックの人体表現の基準となった作品です。